次のX-Pro3の発表がされたこの時期に X-Pro2を買いました。
X-Pro3の仕様を見ると、かなり玄人(フィルム志向)に振ったストイック仕様ですね。HIDDEN LCD(チルト時のみライブビューが使用可能)って、これは誰も予想してなかった。
正直、発売されても使いこなせる自信がない(^_^;)
(もちろん価格も20万円は優に超えてくるでしょうしね・・・これもきつい)
ってことで、値段がかなりこなれてきた X-Pro2をマッ○カメラさんでゲット。
(レンズキットはなかったので単焦点レンズXF35mmF2R WRもゲット(これはXマウントの中では比較的安いレンズだったので、新品で購入しました。これだけでもキャッシュバックキャンペーンに応募できるようです。やったあ)
小傷が2,3カ所あるということでしたが、使用上支障なし
そう、噂に聞くFUJIFILMのフィルムシミュレーションを一度使ってみたかったんですね。あと、・・格好いいから(^_^)
特徴はというと
・フジフィルム独自のX-Trans CMOSⅢトランスセンサー(APSC)有効画素数2430万画素
・77点の測距点と背面フォーカスレバー
・多彩なフィルムシミュレーション
・フィルムカメラを彷彿させる黒いレンジファインダー型お弁当箱スタイル
(かなりライカを意識していますね)
・ファインダーを左側に配置し、絞りはレンズ鏡筒で、シャッタースピードと、ISO感度、露出コントロールは軍艦部でと、極力右手でコントロールを完結させる仕様
→これによりファインダーや液晶を見なくとも現在の撮影モードがわかる!
・ファインダーは、①通常のOVFと②画面右下にフォーカス小窓が表示されるハイブリッドファインダー、③EVFの三種類をお好みで切り替え可能
(ギミック好きにはたまりませんね。)
・防塵防滴で、SDカードスロット2個搭載
(ただしバッテリーグリップはないので正確に言うとプロ仕様ではないのかも)
・ファームウェアバージョンアップにより、4K30Pの動画撮影が可能
(これは素晴らしい。けど、本機を動画撮影に使いたいというユーザーはそんなに多くはないでしょうね。)
写りの方は、予想外といったら変ですが、至極ノーマルでした。
フィルムシミュレーションのアクロスも少々試してみました。
キヤノンのAPS-Cにくらべると、だいぶ暗部を持ちこたえてくれる印象
ただ、データ保存に少々時間がかかるようで、撮影後いきなりインジケータに緑とオレンジの点滅が始まったときはちょっとびびりました(^_^)
連続撮影には向きませんね。
ぱっきぱきの描写ではありませんが、自分には十分な解像です。
一眼レフカメラだとネックストラップにぶら下げてぷらぷらしていると目立ってしまいますが、これなら存在感を少し消せてグッド
バッドポイントも書いておくと
・意外に大きい(幅140.5mm×高さ82.8mm×奥行き45.9mm)
・意外に重い(本体のみで445g)
・想像以上に持ちにくい(持ち手となる右側が軍艦部からなだらかにカーブして低くなるデザインで必然的に左側にウェイトバランスがかたよる構造なのに、グリップが超絶に薄くて、早々にストラップと純正L字グリップを注文しました)
・想像以上にファインダーが見にくい(どうやっても右か左どちらかがケラれてしまうので、OVFは諦めてもっぱらEVFで使用しています。右下にフォーカス小窓が出るギミックも慣れてしまえば素早くフォーカスを合わせたい気持ちの方が勝ってしまってあまり使わずじまいでした。)
ここで、EVFしか使わないのならX-Tシリーズにしたほうがよいのでは?という突っ込みが来そうですが、そこはもうX-Pro2が格好良かったからとしか言えません(^_^)>
2016年春の発売で、現在は他社も含め華々しいスペックのミラーレスカメラが登場していますが、本機の魅力はまだまだ薄れていないと思います。
もともとキヤノンからマウントチェンジするほどの野心はなく、レンズもXF35mmF2R WRの1本のみで楽しんでいこうと思っています。