ひさびさに身分証明書用の写真を作らねばならなくなり、例のボックスに行くのもおっくうだったので、自分でプリントしようと思い立ちました。
ところが、ネットで検索しても手順が複雑で意味不明だったり、リンク先が切れていたりでよくわかりません。フリーソフトもたくさん出ているようですが、これもインストール方法が難解だったり、使う段になると課金が必要だったりと、あやしいのばかりで気が進みません。
そこで、自分でやってみたところ、案外簡単にできたので紹介します(文系おじさんでも挫折しない簡単な方法です)。
最初に断っておくと、この作業にはワードとフォトショップが必要です。
なんだお金かかるのかよ、と突っ込みが入りそうですが、こういう定番ソフトはそろえておいて決して損ではないし、出所のあやしいフリーソフトと違って将来も安心して使える実はお得なソフトです。
まあ、どうしてもお金がないのであれば体験版だけでもインストールしてください。
まず元となる写真のデータを用意します。自分のPCのデスクトップにおきましょう。
ファイル形式はJPGでオーケー。
次にフォトショップでこのファイルを開き、メニューから「イメージ」→「トリミング」を選択すると、「トリミング」というタイトルのパネルが表示されるので、「OK」をクリック
するとマウスポインタが変化します(「+」の右下に漢字の「女」がくっついたような独特な表示です)。
この状態で、写真の中で身分証明書に使いたい部分を範囲指定します(ドラッグする途中でW~mm, H~mmと写真の大きさが表示されるので、作りたい証明書の指定にあわせて範囲指定しましょう)。
範囲指定された部分でマウスを右クリックすると、ずらっとメニューが並びますが、その中から「切り抜き」を選びます。
すると、範囲指定された部分だけがウィンドウ内に表示されます。
この状態で「ファイル」→「別名で保存」を選択すると「JPEGオプション」というパネルが表示されますが、このまま「OK」をクリック
保存されたファイルを、今度はワードで開きます。
初期状態だとA4縦の用紙にトリミングした写真が画面いっぱいになって表示されていますが、写真の右下をマウスポインタでドラッグし縮小します(この段階では目分量でやります)。
次に、メニューから「ページレイアウト」→「ページ設定」→「用紙」とタブを選択し、「用紙サイズ」を「L版89×127mm」に変更して「OK」をクリック
すると、画面はL版サイズの用紙になり、その中央に縮小された写真が表示されます。
ここで写真を右クリックすると、通常のタイルメニューの上部に縦横のアイコンとミリメートル表示のあるパネルが出てくるので、ここで写真の大きさを調整して確定します。
このままでは1ページに写真1枚しか印刷できませんから、「ページレイアウト」中の「余白」をクリックし、「狭い」を選択すると、写真は画面の左上に表示されますから、コピー&ペーストで写真の大きさに合わせて、2×2なり3×3なりで配置すれば完成です。
プリンターにL版用紙を入れて印刷しましょう。