カメラのデザインて・・・

カメラのデザインて、ユーザーが映りの良さ、使いやすさの次に重視しているものだと思うんですけど、この評価については本当に人によって千差万別、同じモノを見ているはずなのに全く正反対の結論になったりすることも多いですよね。

先日もTwitterでプロカメラマンの方が、ニコンZシリーズのデザインだけは受け入れられないとつぶやかれていて、え?そうなの?と思っちゃいました。自分としては、以前の一眼レフの呪縛から解き放たれていて、かつユーザビリティを失わないデザインに好印象を抱いていただけに意外でしたね。

デザインの好みは人それぞれとはいえ、第一線で活躍され、手持ちのカメラコレクションも私の10倍はありそうなプロの方の意見ですから、あちらの方が主流の意見なんだと思います(実際、売れ行きもさほど伸びていないし・・・)。

たしかに、従来の一眼レフカメラから外側がえぐられて無理にソリッド形状になっているようにも見えますが(ネットではソニーのαシリーズに似せてきたという意見が多かった)、マウント部分からペンタ部分につながる絶妙なカーブは十分独創的と思うんですが・・・

まあ、素人意見として最近のデジタルミラーレス一眼カメラのデザインについての私の評価を書いておくと

1 ソニーα7シリーズ→A(α7初代ならA+)

発売当初は、箱にペンタ部分とダイヤルをとってつけたようだと酷評されていましたが、最近は逆に当時から最先端を狙った優れたデザインと評価が逆転しましたね。私もグリップが大きくなった2代目、3代目よりも初代が好き。

でもバッテリーグリップをつけると、一瞬にして不格好になりますね。

2 ソニーα6000シリーズ→C

ユーザーの大部分から高評価を得ていますが、これが私にはさっぱりわからない。ペンタ部分がないのはいいとして、あの横長の筐体内側にファインダーを配置すれば必然的に液晶も不自然に高さが足りない横長の形状になって、どうにも不格好に見えます。APS-Cカメラで頭一つ抜きん出た性能を誇っていながら、食指が全く動かないのは、ひとえにこのデザインが受け入れられないから。

3 キャノンRシリーズ→B

性能的にはEOS 6D Ⅱ、デザイン的にはEOS M5の進化形と捉えれば、これは予想の範囲内ですね。市場にも受け入れられています。

最近出たRPのなだらかなペンタ部分については、意見が本当にまっぷたつという感じでおもしろいですね。

4 ニコンZシリーズ→A

上にも書きましたが、これはもっと評価されて良いように思えます。2代目あたりでかっこいいバッテリーグリップがつくといいですね。

5 富士フィルム→Xpro2はA+、X-T3はB

これは安定のデザイン。とくにXpro2はいい!ライカもどきなんて悪口を言う人もいるけど、大きさがちがうでしょう。ライカのデザインはたしかにひとつの完成形だけれど

6 オリンパスOMDシリーズ→B

言われているほどデザインがよいとも思わない。華奢なデザインですよね。どの機種もダイヤルがすぐはずれそうだなあという印象

7 パナソニックGH、G,GXシリーズ→B

これはもう、デザイン?興味ありません!とメーカーから黙して語っているようなもの。でも、そこがファンにはたまらないとか。

ああ、結局素人の独断になっちゃいましたね。