中国思想史(小島祐馬著・KKベストセラーズ)を読んだ。

かの呉智英先生推薦の名著「中国思想史」(小島祐馬著・KKベストセラーズ)を読んだ。

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概説書と言っても、ハードカバー430ページは、なかなか重厚なもの、値段は税別2900円。たっかい高い。

きっちり読み切るのに3か月以上かかりました(サラリーマンはつらい)。

中国古代の思想家孔子から朱熹まで、一気に通覧しつつ、素人には聞いたこともない学派の思想も端的に紹介されており、勉強になりました。

鮑敬言、張道陵、寇謙之、孫復なんて名前はじめて聞いた(^_^;)

しかしまあ、小島祐馬氏の中国思想に対する簡潔な評価は呉智英先生の序文で紹介されているし、その評価を念頭に置いて本文をボチボチ拾い読みするだけでも、一読者には十分な気がしますね。

中国は、その歴史が膨大すぎて、この概説書を読んだからといって現代中国政治がわかるわけではありませんので、念のため。

でも極端な話、呉智英先生の序文を読むだけでもモトは取れた気がする(^_^)。